機種変更してすぐ乗り換えたらブラックになる?各社MNP事情を徹底調査

スマホのキャンペーンで短期解約したらブラックになる?

携帯ブラックになったらどうなるの?

各会社のブラックになる条件が知りたい

MNPをする時にスマホが安くなるキャンペーンがよく行われていますが、すぐに解約したらブラックリストに載ってしまうのでは…と不安になりますよね。

短期解約によるブラックリストの条件は携帯各社で異なります。

スマホの転売目的でMNP乗り換えすると、ブラックになる可能性が高くなるので注意が必要です。

何をしたらブラックになるのかを、徹底的に調べたよ!

この記事では、短期解約だけではブラックにならない理由と、各社のブラックになる基準を解説します。

最後まで読めば、ブラックになるリスクを避けながらスマホのキャンペーンを活用できますよ。

ルール上は機種変更してすぐ乗り換えてもブラックにならない

機種変更してすぐに乗り換えても、ルール上はブラックになりません。

総務省は短期解約だけでブラックリストに入れると違法になると、見解を示しています。

携帯大手が短期解約した人を機械的に契約拒否の「ブラックリスト」に入れることは違法になりうるとの見解を示した。

朝日新聞

「短期解約を行ったことがある」ことのみを理由として役務提供拒否をすること(中略)、「短期解約を行うと、ブラックリストに入る」等の案内等を行うことは、(中略)不実告知にも該当する場合があり、業務改善命令の対象となり得る。

総務省

携帯各社が乗り換えを条件としたお得なキャンペーンを行っており、短期解約が増える理由になっています。

会社名キャンペーン内容適用条件
IIJmio対象機種を
110円から購入できる
他社から
乗り換え
ソフトバンク対象機種代金が
最大43,968円割引
他社から
乗り換え
楽天モバイル対象機種購入で
最大12,000ポイント
還元
初めての契約

他社から
乗り換え

キャンペーンを使って乗り換えた後に、すぐに解約しただけではブラックにはなりません

短期解約をしたらブラックになる、と案内するのも違法なんだね。

機種変更してすぐ乗り換えてブラックになるパターン

MNPキャンペーンを利用して端末を安く購入して転売したり、短期解約を繰り返したりするとブラックになる可能性があります。

短期解約によるブラックリストの基準は、携帯各社で独自の審査があり注意が必要です。

ブラックリストの基本的な知識があると、ブラックも回避できるのでしっかり理解しておきましょう。

  • 携帯ブラックリストの種類は3つ
  • ブラックになりやすい人の特徴

それぞれ解説します。

携帯ブラックリストの種類は3つ

携帯のブラックリストは、主に以下の3種類です。

この記事では、短期解約によるブラックリストについて詳しく解説します。

種類詳細他社との
リスト共有
短期解約による
ブラックリスト
携帯を契約してすぐ解約すると、
サービスを利用する意思がないと判断された。
なし
料金滞納による
ブラックリスト
過去にスマホの滞納や未払いで、
強制解約になった。
あり
※IIJmioは
 例外でなし
信用機関による
ブラックリスト
・カードローンやキャッシングなどの履歴がある
・クレジットカードやローン、
 キャッシングなどの返済が遅れている
あり

料金やクレジットカードの滞納でブラックリストになった場合は、各社で情報が共有されています。

しかし、短期解約のブラックリストは各社で判断基準が異なり、他社とも情報は共有されません

回線を使うつもりがなかったと判断されると、ブラックになるんだね。

金融ブラックでも分割でスマホを買う方法はブラックでも携帯分割できた!auの審査に通るコツを参考にしてください。

ブラックになりやすい人の特徴

短期解約だけでなく、以下の特徴がある人はブラックになりやすいです。

ブラックになりやすい人
  • 過去に未払いがある
  • クレジットカードが作れない
  • 短期解約を繰り返している
  • 乗り換えキャンペーンを利用して端末を転売している

過去の未払いや信用機関のブラックリストは、他社と共有されるためブラックになりやすい条件です。

また、短期解約を繰り返したりキャンペーンを何度も使うと、転売を目的とした悪質な行為と見なされます。

悪い条件が重なるとブラックになりやすいよ!

ブラックでも契約できる携帯会社はスカイセブンモバイルの口コミがやばい?で紹介しています。

各社の短期MNP事情とブラックになる基準を解説

携帯各社の短期解約でブラックリストになる条件を解説します。

注意点として、どの携帯会社もブラックになる基準は公式には公開していません

あくまで参考程度の見解になります。

そこで口コミや元ショップ店員から、ブラックになる時の情報を集めました

実際に短期解約して調べたものもあるよ!

携帯会社ブラックになる条件備考
ドコモ3~6ヶ月以内の
短期解約
ドコモから
ahamoへの
短期解約は安全
au4か月以内の
短期解約
auから
UQモバイルや
povoへの
短期解約もNG
ソフトバンク6ヶ月以内の
短期解約
ソフトバンクから
ワイモバイルや
LINEMOへの
短期解約は安全
楽天モバイル1か月以内の
短期解約
短期解約による
損害賠償の
可能性がある

ドコモの場合

ドコモ、ahamoは90日以内、もしくは180日以内の解約でブラックリスト入りすると言われています。

ブラックを回避するなら、半年以上契約しておくと安心です。

ただし、ドコモからahamo、ahamoからドコモはプラン変更の扱いになり、短期解約でもブラックになる可能性は低いです。

詳細は【ドコモからahamo】即日変更でブラックリストになる条件で確認してください。

auの場合

auは4か月以内の解約でブラックになった口コミが多い傾向です。

3~6か月以内で解約した人がブラックになることもあるので、半年以上の契約が安心です。

auからpovo、auからUQモバイルでも、短期で変更した人がブラックになった事例が多く見られます。

系列の会社なのでプラン変更で乗り換えが可能ですが、短期解約は注意が必要です。

auから乗り換える時の注意点は、以下のページで詳しく紹介しています。

ソフトバンクの場合

ソフトバンクでは、転売目的とわかる短期解約はブラックになる可能性が高いです

口コミでは180日以内の解約でブラックになると言われています。

ソフトバンクからLINEMOやワイモバイルへ乗り換えた場合は、短期解約でも問題のない場合が多いです。

LINEMO、ワイモバイル以外に乗り換えるなら、半年以上は契約していると安心です。

ソフトバンクのブラックリストについては、詳細は以下のページで解説しています。

楽天モバイルの場合

楽天モバイルは短期解約を何度も行うと、ブラックになる可能性が高いです。

転売目的など、回線を使う意思のない契約や解約は、ブラックになった体験談があります。

1度の短期解約ではブラックリストに乗る可能性は低いですが、回線利用がない場合は解約料が1,078円かかるので注意が必要です。

データ通信や通話をするなど回線を使った実績ができるよう、1か月以上は使うと安心です。

楽天モバイルでブラックになる詳細は【2週間】楽天モバイル短期解約でブラックリスト入り?を参考にしてください。

そのほかMVNOの場合

格安SIMの場合、明らかな転売目的で契約・解約を繰り返すとブラックになります。

キャンペーンで何度も端末を安く手に入れ解約するなど、マナーを逸脱した使い方には注意が必要です。

IIJmioでは短期解約によるブラックリストはありますが、短期解約だけではブラックになる可能性は低いです。

詳細は「IIJmioのブラックリストと短期解約の注意点」で携帯ショップ販売員に聞いた内容を解説しています。


マイネオの口コミ掲示板では、様々なMVNOのブラックリスト情報が書き込まれています。

他社ではねられたのは周りにいます。

UQにMNP契約しキャッシュバックもらい高いと楽天にMNPしキャッシュバックもらい

車で出かけると不通だとすぐUQにMNP計画。

だめだったので楽天モバイル解約し家族名義でUQにした。

掲示板|マイネ王

POVO2回線、そくMNPしたらしばらく契約できませんでしたが。今は契約しています。

掲示板|マイネ王

ブラックリストになる基準は公表されていないので、ネットの口コミをチェックして情報を集めましょう。

ブラックになっているか確認する方法

ブラックになっているかを確認するには、以下3つの方法があります。

確認方法
  • 携帯会社に契約してみる
  • 携帯会社に電話で問い合わせる
  • 信用機関CICに確認する

ひとつずつ見ていきましょう。

携帯会社に契約してみる

ブラックになっていれば契約できないので、実際に携帯会社と契約してみるのが一番わかりやすいです。

契約できない場合は審査結果で「総合判断」と回答され、ブラックリストに載っていることになります。

https://twitter.com/sallyhamu/statuses/1624313631583379456
https://twitter.com/zozojustice/statuses/1724391096690827753

契約できる場合はブラックリストには載っていないので、問題なく使えます。

とりあえず申し込んでみるのが手っ取り早い方法だね!

携帯会社に電話で問い合わせる

契約せずにブラックかどうかを確認するには、電話で問い合わせる方法もあります。

各会社のお問合せ窓口を調べました。

携帯会社電話番号営業時間
ドコモ携帯:151
その他:0120-005-712
年中無休
9:00~20:00
au携帯: 157
その他: 0077-7-111
0120-977-033
年中無休
9:00~20:00
ソフトバンク携帯: 157
その他: 0800-919-0157
年中無休
10:00~19:00
楽天モバイル050-5434-4653(有料)年中無休
9:00~17:00
ワイモバイル携帯: 151
その他: 0570-039-151
年中無休
10:00~19:00
UQモバイル0120-929-818年中無休
10:00~19:00

本人確認があるので、必ず契約者本人が連絡するようにしてください。

表にない会社は、カスタマーサポートや問い合わせの連絡先に問い合わせましょう

信用機関CICに確認する

CICに情報開示申請をするとクレジットカードやローンの滞納、破産など、支払の延滞状況が会社ごとにわかります

長期にわたる支払の遅れがある場合は、ブラックである可能性が高いです。

参考:CIC_信用情報開示報告書の見方(PDF)

情報開示はインターネット(500円)か郵送(1500円)でできます。

インターネットは必要事項を記入し、クレジットカードかキャリア決済を行えば、その日に情報が開示されます。

参考:情報開示とは|CIC

短期解約によるブラックは携帯各社でリストを管理しており、CICの情報では確認できないので注意が必要です。

クレカやローンで滞納がある人は、CICで情報開示してみよう。

短期解約でブラックになってしまった場合の対処法

ブラックになってしまったら、以下の3つの方法で対処しましょう。

対処法
  • 再契約できるまで待つ
  • 未払い金があったらすぐに払う
  • ブラックでも契約できる格安SIMを使う

順番に説明します。

再契約できるまで待つ

ブラックになった場合は、再契約できるようになるまで一定期間待ちましょう

再契約が可能になるまでの期間は「喪明け」と呼ばれていて、大体1~2年程度で喪明けすると言われています。

喪明けの期間は正式には公表されていないので、あくまで目安です。

再契約できるまでは他社を使うなどして、喪明けを待ちましょう。

ブラックになっても解除される時が来るんだね!

未払い金があったらすぐに払う

ブラックになった時に、未払いになっている料金などがあればすぐに支払いましょう。

未払い金は利息が発生したり、機種を買う際に分割にできなくなるなど、デメリットが多いです。

クレジットカード払いで未払いが発生していると、クレカブラックにもなってしまいます。

未払い金の支払方法は会社によって異なるため、携帯会社に問い合わせましょう。

ブラックになっても解除される時が来るんだね!

ブラックでも契約できる格安SIMを使う

実はブラックになっていても契約ができる格安SIMがあります

ブラックでも契約できるSIMは以下の3種類に分かれます。

ブラックでも使えるSIM
  1. 審査がない格安SIM
  2. 審査がゆるい格安SIM
  3. プリペイドSIM

審査がない、もしくはゆるい格安SIMは、キャリアと法人契約したスマホを利用者に貸し出す仕組みが多いです。

ほかには前払い制やプリペイドなど、先に料金を支払う仕組みの格安SIMもあります。

ブラックでも契約できる格安SIMを比較しました。

携帯会社審査の
有無
月額料金
(最安プラン)
データ量
(最安プラン)
通話オプション諸費用
最低利用期間
支払い方法詳細
(公式サイト)
だれでもモバイル 審査なし 1,990円~1GB~ 10分
かけ放題付き
事務手数料:無料
最低利用期間:2年間
口座振替だれでもモバイル
公式サイト
サンシスコン審査あり 3,278円~1GB~ かけ放題付き事務手数料:550円(SIMのみ)
      1,400円(スマホセット)
最低利用期間:6か月間
口座振替
銀行振込
コンビニ決済
サンシスコン
公式サイト
誰でもスマホ 審査なし 3,278円~1GB~ かけ放題付き事務手数料:3,300円           
     初回契約のみ1円
最低利用期間:なし
口座振替
コンビニ決済
誰でもスマホ
公式サイト
楽天モバイル審査あり 968円~3GB~ RakutenLinkで
かけ放題
事務手数料:無料
最低利用期間:なし
クレジットカード
口座振替
楽天モバイル
公式サイト
IIJmio審査あり 850円~2GB~ 定額5分:500円
定額10分:700円
かけ放題:1,400円
事務手数料:3,300円

最低利用期間:
課金開始日を含む
月の末日まで
クレジットカードIIJmio
公式サイト
リンクスメイト審査あり 517円~100MB~ 定額10分:935円事務手数料:3,300円
最低利用期間:なし
クレジットカード
ポイント支払
(コンビニ、銀行、クレジット等)
リンクスメイト
公式サイト
楽天プリペイドSIM 審査なし 7,860円~3GB~ 通話不可事務手数料:無料
最低利用期間:なし
AmazonAmazon
すべて税込み

審査なし、もしくは審査がゆるい携帯会社は以下で詳しく紹介しています。

機種変更してすぐ乗り換えた人からよくあるQ&A

Q&A
短期解約するとなぜブラックになるの?
端末割引キャンペーンなどを利用して、短期解約を繰り返すと信用不振でブラックリストになる可能性があります。短期解約だけが原因でブラックリストになる可能性は低いです。
ブラックリストに載るとどうなる?
将来的にスマートフォンや他の信用が必要なサービス(クレジットカード、ローンなど)の契約が困難になります。新しい携帯電話契約が拒否される、利用可能なプランが限定される、または信用情報が損なわれる可能性があります。
機種変更してすぐほかのキャリアに乗り換えるとペナルティはある?
端末の転売や、回線を利用しない前提の短期解約はブラックリストに乗り、しばらくキャリアの契約ができなくなります。場合によっては違約金が発生することもあるので注意してください。
機種変更してすぐ乗り換える場合に安全に乗り換える方法はある?
携帯各社の契約条項を事前によく確認しましょう。また、キャリアに直接相談し、乗り換えに関連する条件を明確に理解した上で手続きを進めることが重要です。
ブラックリストから名前を抹消できる?
ブラックリストの条件は各社独自のルールがあるため、名前を抹消するのは難しいです。ただし、携帯の契約を1年以上長期で継続するばリストから抹消される可能性があります。

まとめ:機種変更してすぐ乗り換えるのは最終手段にしよう!

この記事では短期解約のみではブラックにならない理由や、各会社のMNP事情を解説しました。

会社によってブラックになる条件は違いますが、ブラックの種類や仕組みを理解すると回避できます。

最後に記事のまとめです。

まとめ
  • 短期解約のみのブラックリスト入りはルール上ない
  • ブラックリストは未払いや、複数回の解約があるとなりやすい
  • 契約から半年程度使うと、ブラックになりにくい
  • ブラックになったら1~2年後の喪明けを待つ
  • 審査がないか、ゆるい格安SIMならブラックでも使える

キャンペーンを使って機種変更をするときはマナーを守り、ブラックにならないよう一定期間は利用しましょう

もしブラックになってしまったら、審査なしで使える格安SIMもあります。

最後まで読んで下さりありがとうございました!

機種変更してすぐの乗り換えは、最後の手段にしてくださいね。

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